再就職 決まる
昨夕、先週の中ごろに面接を受けた会社から連絡がきた。
17時までに電話が鳴らなければ他の会社へ連絡しようと決めていて、まさに他候補へ連絡を入れる直前に入電した。
面接の感触は微妙、ダメならダメで早々に連絡を入れてもらいたいと思いつつ、かといって業界経験者でもあるので無下に扱うことはしないだろうと、僅かばかりの期待を寄せていたことも事実。そして、入電した電話口からの開口一番は「採用したい」とのことだった。これは本当にうれしかった。
大学を1年で中退し、アルバイトや派遣会社を渡り歩くような日々を、25歳まで過ごしてきた。
当時、1年ほど(早いところでは数か月)で辞めては再就職を繰り返すばかりで、自分も家族も、おそらく相手企業も嫌な思いをしたと思う。その後、紆余曲折あって前職に就き、およそ6年間在職した。
その前職さえも、退職の旨を告げると、業務軽減や正社員でなくアルバイトで気軽にやってみないか?などと言い寄られ(もちろん、前職側の善意のはずだが)それすらも耳を傾けることなく、自分の狷介の性なるまま、退職した。
退職して間もない頃は、自由気ままな暮らしが心地良くて、僅かだが遊べる金はあるし、急いで再就職しなくとも良いだろうと思いながら過ごしていたが、年も明け、1月も半ばに差し掛かるころには、遊ぶことも飽きてしまい、ついには趣味すら続けることに億劫さを感じ始めた。
怠惰な日々は、実に不愉快だが、遊ぶことすら(趣味に没頭したり)も億劫にさせるようで、一方で一日中家にいることも許されず(家族からの軽蔑と自分自身の見栄のようなもの)、昼前に出かけては公園で1日を過ごすような日々になっていった。生産性のない日々の繰り返しが、自分にとっては辛かったようで、スマホを手にしては求人情報を眺める時間が長く続いた。
今更正社員だなんだと考えたところで面倒だし、バイトで良いやと思い面接を受けたのが、今回採用された会社である。そんな気持ちで面接に臨み、多分不採用だろうと思ってたのだが、はて、良く採用するに至ったなと、不思議に感じられる。
会社側に立ってみれば、はつらつと、元気いっぱいで、良く働いてくれる人が欲しいだろうに、当の自分はすべてがその真逆なのだから、本当に入職とは縁なのだと思う。
せっかくのご縁なのだから、大切に大切に勤めていきたいし、今日に至るまでの自分の「辞めたくなる何か」を洗い出して、快く勤めていけるよう努力していきたい。
業界経験者などと言って胡坐をかくことなく、真摯に努めてまいりますので、よろしくお願い申し上げます。
ありえない話ですが、もしこのブログを見て、日付や文面の癖やらで気づいたとしても、そっとして置いてください。